外壁に木を使う理由
Nov.11.2011
コナラハウスの建てる家の外壁はすべて板張りです。
なぜ木を使うのか?について少し書きたいと思います。
まず一つ目に、カッコいいから・・・。これは好みの問題ですね。
そもそも昔の日本の民家は板張りが支流でした。
木はその辺にいくらでも生えている手に入りやすい材料だったに違いありません。
泥壁に漆喰で仕上げるのはお寺やお城など、お上のものだったのでしょう。
最近訪れた白川郷の集落の外壁はやはり板張りです。
コナラハウスと一緒で、屋根も板張りです。
水路や石臼など、木で何でも器用に作っています。
耐久性に問題があるのでは・・・?
確かに木はだんだん腐っていきます。年月が経つと外壁や屋根は張替が必要になるでしょう。
現在、白川郷の茅葺屋根はふき替えるのに1000万円近くかかるそうです。
それでもその辺で簡単に調達できる材料で、傷んだ所を直して家を大事に使っていく。
地産地消の究極のエコハウスです。
木は人間が育てることができます。現に日本にはたくさんの人工林があります。
木は資源の少ない我国にある、唯一の再生可能資源なのです。
その再生可能資源をたくさん使いましょう。というのが我々の考えです。
CO2も吸収してくれる、一石二鳥な素材です。
ジャッキアップして足回りを直していました。
ここまでして大事に使っていく家を作りたいと、常日頃考えています。
ナンタケット島でも同じことやっていました。